10分でわかる!PRP注射とエクソソーム治療の流れ

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なぜ「流れ」を知ることが大切?

治療の手順をあらかじめ知っておくと、

✔️ 不安が減る
✔️ 準備がしやすい
✔️ 費用や時間の見通し が立つ

――というメリットがあります。今日は、話題の再生医療「PRP」と「エクソソーム」が どんな順番で進むのか、中学生でも理解できる言葉で説明します。

PRPってなに?

PRPは「多血小板血しょう」の略。

  1. 自分の血液 を少し取る

  2. 遠心分離機 でぐるぐる回し、血小板を4~6倍に濃くする

  3. 膝に注射して、炎症を落ち着かせる

血小板は「けがを治せ!」と指示を出す細胞。だからPRPは “自前の治療薬” なのです。


エクソソームってなに?

エクソソームは、幹細胞が作る超ミニサイズのバブル(30~150ナノメートル)。

  • 中には マイクロRNAたんぱく質 が入っている

  • 軟骨細胞に「修理してね」とメッセージを届ける

  • 細胞そのものは入らないので 腫瘍化リスクが低い

    イメージは「修理指示書を運ぶ宅配ドローン」です。


PRP注射の5ステップ

ステップ 時間 くわしい内容
① 受付・バイタル 5分 血圧・体温を測る
② 採血 5分 20~30mLだけ取る
③ 遠心分離 10分 血小板をギュッと濃縮
④ 注射 5分 超音波で位置を確認しながら打つ
⑤ 休憩 5分 腫れがないか確認し帰宅

エクソソーム注射の4ステップ

ステップ 時間 くわしい内容
① 受付・バイタル 5分 体調チェック
② 製剤解凍 5分 冷凍の薬液を37℃で温める
③ 注射 5分 PRPと同じく超音波ガイド
④ 休憩 5分 軽くアイシングして帰宅

2つの大きな違い

項目 PRP エクソソーム
材料 自分の血液 幹細胞の分泌液
作業 採血+遠心 解凍のみ
主な働き 炎症を鎮める 炎症+軟骨修復
費用目安 1回約7万円 1回約18万円
ダウンタイム 48時間 24~48時間

痛みが減るまでの流れ

  1. PRP
    ・ 1週間で「ズキッ」が「ジンジン」程度に
    ・1~3か月で最大効果

  2. エクソソーム
    ・ 効果発現は2~4週間
    ・3~6か月で最大

早く炎症を止めたいならまずPRP、痛みが残ればエクソソームを追加――という「ステップ治療」が一般的です。


よくある質問

Q1:注射はどれくらい痛い?
普通の採血やインフルエンザ注射と同じくらいです。
Q2:学校は休む?
翌日から登校OK。ただし体育は2日休みましょう。
Q3:薬は飲んでいい?
市販の痛み止めは48時間控えると効果が落ちにくいです。
Q4:成長期でも受けられる?
医師が骨の成長板を確認し、安全と判断すれば可能です。


まとめ

  • PRPは 自分の血をリサイクル する治療

  • エクソソームは 細胞が出す“修理メッセージ” を利用

  • 手順はどちらも 30分以内。準備を知れば怖くない!

  • 早い段階で治療を始めるほど、部活も勉強も続けやすくなります。

「膝が痛い…」とあきらめず、まずは流れを理解して一歩踏み出しましょう!

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